ＪＲ四国と見知ランが選ぶ紅葉名所28選(3)香川県編

《ＪＲ四国選出地》
(1) 飯野山[422m]（丸亀市）
● 見頃＝11月中旬～下旬
● 交通アクセス＝ＪＲ丸亀駅から「ぐるっとバス飯野・中津線」で20分、「飯野山登山口」降車、登山口の一つがある丸亀市野外活動センターまで徒歩10分。そこから山頂までは40～50分。

正式山名よりも俗称「讃岐富士」で親しまれている、県内で最も有名な山で「新・日本百名山」にも選定されている。

山頂展望台からは、讃岐平野から瀬戸内海まで見通すことができる。

野外活動センターにはキャンプ場のほか 、ジュニアコース、シニアコース、体力テストコースの各アスレチックが整備されている。

(2) 寒霞渓［かんかけい］（小豆島町）
● 見頃＝11月中旬～下旬
● 交通アクセス＝高松港から小豆島草壁港行きフェリー（所要1時間）或いは高速船（所要40分）で草壁港へ行き、そこから小豆島バス紅雲亭行きで13分、終点降車、ロープウェイ5分。

日本三大渓谷美の一つで、当然県最大最高の紅葉名所。渓谷上のロープウェイから見下ろす景色は雄大。

(3) 栗林公園（高松市）
● 見頃＝11月中旬～下旬

● 交通アクセス＝ＪＲ栗林公園北口駅から徒歩3分。

この公園は以前ミシュラン＆見知ランシリーズで解説済みだから説明不要。

一歩一景と言われるほど、季節ごとに変化に富んだ表情を見せる。

(4) 金刀比羅宮と大麻山［おおさやま］（琴平町）
● 見頃＝11月中旬～下旬
● 交通アクセス＝ＪＲ琴平駅から参道石段口まで徒歩10分、そこから本宮まで40～50分（料金は高いが駕籠あり）、本宮から大麻山山頂まで1時間20分。

金刀比羅宮はあまりにも有名過ぎて説明不要。その背後の山（山頂は北西方向）の大麻山（616m）は、遠望すると象の頭部のように見えることから、象頭山（ぞうずさん）という別称があり、こちらの山名の方が有名。

紅葉は上部の石段沿いから境内、大麻山まで続く。

大麻山は山頂近くまで車道化されているが、一般車両が通行できるか否かは不明。

尚、大麻山はＳ・Ｓ・見知ランの選定。

(5) 雲辺寺山（観音寺市大野原町と徳島県三好市境界）
● 見頃＝11月中旬～下旬
● 交通アクセス＝ＪＲ観音寺駅からタクシー15分、雲辺寺ロープウェイ7分で山頂駅。

山上には「四国高野」とも呼ばれる四国霊場第66番札所・雲辺寺（うんぺんじ）があるが、その名の通り、雲海眺望スポットでもある。

山頂公園には約50本の楓があるが、ロープウェイからも黄や赤に染まった山の斜面を見下ろすことができる。

(6) 美霞洞［みかど］渓谷（まんのう町）
● 見頃＝11月中旬～下旬
● 交通アクセス＝ＪＲ琴平駅からバス45分、美霞洞温泉降車。

この渓谷は以前、坂本龍馬が見た街道の景色の三景で取上げた。
昭和初期、「讃岐十景」に選定され、仙ケ嶽や夫婦岩等の「美霞洞八景」がある。

《スーパー・ストロング・見知ラン選出地》
塩江温泉郷と大滝山（高松市塩江町）
● 見頃＝10月下旬～11月
● 交通アクセス＝ＪＲ高松駅からことでんバス塩江行きで終点降車、そこから大滝山まではタクシー。

奈良時代に行基が源泉を掘り当てたことに始まる塩江温泉郷（塩入温泉と間違わないように）は県最大の温泉郷だが、11月中旬から下旬にかけて開催される紅葉まつりの主要地は内場池上流の「奥の湯温泉」付近。

大滝山（おおたきさん・946m）は更に奥の徳島県境を走る阿讃山脈上にる。
ブナやケヤキもあり、それらの紅葉は楓とはまた違った趣がある。

大滝山から直線距離で9キロほど西方には、香川県最高峰・阿波竜王山があるが、両山は「阿讃山脈縦走路」で結ばれており、竜王山から大滝山までは5時間少々。

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