<インスタ映え必至>
四国には有料・無料で楽しめるアート作品が多く点在しているが、その中から5ヶ所をピックアップしたい。
(1)M・ジャクソンの斜め立ちを(びっくりハウス)
愛媛県一の滝と渕の数、八十八滝・九十九淵を誇る西予市の三滝渓谷の遊歩道を少し入った所に「びっくりハウス」という、木造小屋がある。
外観は普通だが、室内が大きく傾いている。そう、ここではマイケル・ジャクソンの斜め立ちパフォーマンスを誰でもできるのである。実際にやってみると、「まぁ!イケる」と喜ぶだろう。
料金は100円ほどだったと思うが、係員はおらず、料金箱に投入するようになっている。→公式サイト
(2)どこでもドアと巨大アリの行進(えひめこどもの城)
松山市と砥部町との境界に自然を活かしたテーマパーク「えひめこどもの城」があるが、恒例の「ひめっこアートフェスティバル」では、18歳以下の子供が作ったアート作品が展示される。
その催しに於いて、巨大なアリを色付けするイベントがあったようで、巨大でカラフルなアリ30体が園内を行進している。
また、プロの芸術家等の招待作品的なものもあり、中でも簡易階段付きの「どこでもドア」似の「みらいドア」は人気がありそう。
尚、入園は無料だが、駐車場は有料。→公式サイト
(3)大きなイスと巨木母胎イメージ作品(伊吹島)
これは以前、紹介済み。香川県観音寺市の観音寺港から定期船で25分の沖合に浮かぶ伊吹島は「瀬戸内国際芸術祭」の会場の一つ。
が、以前の記事で紹介したように年中鑑賞できる屋外の作品もある。一つは高さ約3.5メートルの、その名も「大きなイス」。福岡や山口の椅子よりはやや小さいものの、脚の高さだけで人の背丈を超えるほどであるから、インスタ映え必至。上れる梯子のようなものはないが、一定の懸垂力があれば上がることができる。
瀬戸内国際芸術祭2019出展の「伊吹の樹」は、まるで空洞がある巨木の切り株に犬の霊が取り憑いたような見た目。この作品は母胎を表しており、内部のステンドグラスに空と海が映るようになっている。→公式サイト
(4) 奇妙な球体関節人形(四谷シモン人形館)
球体関節人形とは、可動フィギュアのように、首や肘、膝、足首等の繋ぎ目部分に球体を入れ、可動するようになっている大型人形のこと。
ヨーロッパでは数百年の歴史があるが、日本では昭和中期以降、本格的に作り始められた。その日本での第一人者の一人が四谷シモン氏で、坂出市の鎌田ミュージアム構成施設の一つ、四谷シモン人形館の各部屋には、彼が製作した等身大の人形がそっと佇むように展示されている。
大阪万博に展示されていた人形もあるが、霊的雰囲気を醸す人形や天使的人形、エロティックな人形等、独特の世界観がある。全て撮影可。→公式サイト
(5)空飛ぶ金魚や自撮りスポット群(ソラキン)
香川県宇多津町のゴールドタワーにコロナ禍の2020年に誕生した通称「天空のアクアリウム」こと、『ソラキン』は「空飛ぶ金魚」の略で、ガラス張りの各所の壁面に設置された水槽に3,333匹の金魚や熱帯魚が泳ぎ、まるで空を飛んでいるように見える。
他にもプロジェクションマッピング等、各種趣向を凝らした装置や変わった形の水槽がある他、記念撮影用コーナーもあり、SNS映えスポットとして人気。
瀬戸大橋や街の眺めも抜群だが、休日は夜間も営業しており、夜景スポットとしても推奨できる。サラキンに苦しんでいる方はせめてソラキンで癒しを。→公式サイト
サラキンで借りたカネでソラキンを見に行きたい、という方は下のバナーを是非。