今年も桜の開花は高知県が全国一、早かったのですが、気象協会の桜情報を見ると、四国の他の三県の桜名所が皆、未開花なのに対し、高知県内では何ヶ所もの名所の桜が満開となっています。
そうした有名名所では休日には花見客が押し寄せ、騒々しさが否めません。
そこで、桜の本数は少ないながらも、あまり広域には知られていない、桜のミニスポットを紹介しましょう。
(1) 鴻ノ森周辺（高知市福井町）
以前、おらが富士の記事で「土佐富士」と して紹介した鴻ノ森（299.9m）ですが、中腹の市営鴻ノ森墓地公園から上方の道路沿いにかけて、沢山の桜が植わっており、昨日は満開となっていました。
一番分かりよい車でのアプローチは、高知北環状線のサンプラザ塚ノ原店北東の信号のある三叉路東のＴ字路を北に折れます。
高知自動車道下のトンネルをくぐるとすぐ右折。右手にさきほどのトンネルより若干小さいトンネルを見送ると、Ｙ字路があるので、ここを前方左に進みま
す。
ほどなく墓地公園の第三駐車場が現れます。公園周囲が一番纏まって咲いています。
公園から鴻ノ森登山口まで移動することもできますが、自然の歩道が残る東登山口へ行くには途中、軽四位しか通り抜けられない門柱があります。
そのコースについては、近々投稿を開始予定の「四国各県都の市街地展望山（タイトルは変更するかも）」シリーズの「高知市編」で詳しく解説予定。
(2) 大穴峡（高知市土佐山弘瀬）
通称「弘瀬の大穴」という巨大な穴が開く岩盤が続く鏡川の渓谷状になった箇所に、数は少ないものの、桜が植栽されており、こちらも昨日満開に。
車でのアプローチは、円行寺から網川トンネルを抜けて土佐山地区に入り、土佐山中学校手前の県道33号に出ると右折。
1キロ少々で左手に小さな看板が現れ、右手に公衆トイレがあり、そこに2～3台駐車可。
(3) 橘川生活改善センター前（黒潮町佐賀橘川）
数十年ほど前まで遍路道だった伊与木川の東岸に小規模ですが、桜並木があります。
因みに川向かいの橘川集落には、明治期「佐賀の乱」で高知県へと逃亡してきた江藤新平一派一員の滞在・捕縛跡地があります。
改善センターの場所は橘川バス停西の四差路を左折した先。
(4) 旧長泉寺跡（黒潮町入野）
長泉寺が元あった丘の南側は墓地になっていますが、北側一帯に桜が植栽されています。
四駆車なら丘の上まで上がれますが、それ以外は入野松原に駐車して歩くことに。
国道の入野本村バス停南西にある森クリーニング店の、国道を挟んだ斜め向かいにあるコンクリートの小径が徒歩での上り口。土佐くろしお鉄道中村線土佐入野駅から徒歩7分ほど。
四駆車の上り口は、入野本村バス停から北に入る道路を行った先の五差路。アクセルを強く踏んでＧＯ。但し、地元の人が花見をしていたら、車の乗り入れが困難かも知れません。
(5) 大方あかつき館周辺（黒潮町入野松原）
松原内の大方あかつき館と加茂神社周囲に植栽されており、中には小振りですが、枝垂れ桜もあります。土佐入野駅から徒歩2分ほど。
ＰＳ：メジャーな桜名所は気象協会その他のサイト、セミマイナースポットは当ブログの左サイドバーを参考に。
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