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高知県の桜ミニスポット一覧・後編

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日本一の清流・仁淀川を望む展望山

今週末には高知県下の平野部の桜はほぼ全てが満開になるようですが、まだまだマイナーな桜のスポットはあります。



(1) 加茂山(いの町加茂)

加茂山(261.3m)はいの町の中心街背後の山で、仁淀川からも端整な山容をうかがうことができますが、山上一帯には70本の桜が自然、戦跡、ときどき龍馬-加茂山からの仁淀川 あり、今の時期は30匹の鯉のぼりも立てられています。

山頂には螺旋階段の展望台が設けられており、そこからは仁淀川と麓の街並みの絶景が広がっています。また、山頂の手前にはサツキ広場もあります。


各種ある登山コースの中で、最も高度差が少ない(200m少々)のは、東の早稲川に架かる槇橋手前からのコース。該当地形図は「伊野」。南麓の椙本神社の駐車場に登山コース案内板が設置されています。



土佐電鉄伊野駅前電停より北へ700mほどで槇橋登山口。



(2) 鎌田城跡(いの町波川)

「かんぽの宿・伊野」が建つ丘は戦国期、自然、戦跡、ときどき龍馬-鎌田城跡の忠魂碑 宗我部元親によって滅ぼされた波川一族滅亡の地、鎌田城跡。

一族の長の正室は元親の妹、養甫で、後に安芸国虎の子息と共に土佐七色紙を生み出します。



丘一帯に100本の桜が植栽され、バックの仁淀川に映えます。

JR土讃線波川駅より徒歩7分ほど。尚、波川駅から北東へは、国鉄バラスト貨物線の廃線跡が残っています。詳細は拙著「四国の鉄道廃線ハイキング」を。



(3) 旧国道494号のヘアピンカーブ周辺(佐川町)自然、戦跡、ときどき龍馬-旧国道494号の桜

現在、佐川町から須崎市へ抜ける山越えの国 道494号はトンネルの開通等で急カーブ箇所は減っていますが、旧道のヘアピンカーブ周辺に桜並木があります。

眺望も優れており、交通量の減った道を散策するのもいいかも。



(4) 池川ふれあい公園(仁淀川町北浦)

仁淀川支流の池川川が土居川と呼称されるよ自然、戦跡、ときどき龍馬-池川ふれあい公園の桜 うになる(池川川若しくは安居川と言う場合もある)箇所のやや東方、旧池川町中心街の川を挟んだ対岸にある細長い公園。


ここには沢山の桜並木があり、地元民が花見に大勢訪れます。

公園の東方はオートキャンプ場になっている模様。最寄りのバス停は「池川大橋」。



(5) 琴平山(南国市里改田)

山頂に琴平神社が建つ小山。紅白の航空塔が目印。

神社前は参拝客用駐車場としても使用されていますが、広大な広場となっており、周囲には多くの桜が植栽されています。自然、戦跡、ときどき龍馬-琴平山の桜


戦時中、この山は、陸軍が至る所に塹壕や竪穴・横穴壕、蛸壺壕、素掘り隧道を掘っていたほか、何基もの臼砲や野砲を据え、米軍の上陸に備えていました。


現在でも通り抜けのできる隧道や2メートルを超える深さの塹壕、GHQによって爆破された砲台の残骸等が残置しています。詳細は拙著「四国の戦争遺跡ハイキング」を。



車での神社への上り口は、県道14号沿いの石像の馬頭観音立像が立っている箇所。バス停は「琴平神社通り」。



(6) 岡豊(おこう)城跡(南国市岡豊町八自然、戦跡、ときどき龍馬-岡豊城跡への道路 幡)

四国を統一した長宗我部元親居城の城があった岡豊山には現在、県立歴史民俗資料館が建っており、昨今の元親人気もあり、来館者は増加しています。



この資料館周囲や、資料館へと至る道路沿いに沢山の桜があるほか、サツキやツツジその他の花木もあり、四季折々の草花を楽しむことができます。


尚、戦時中はこの山にも陸軍が機銃陣地を構築していました。

資料館まで入る路線バスあり。


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