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NHK「とるぽん」が写真募集再開

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NHK松山放送局では去年、四国霊場開創1200年記念に合わせ、一年限定で四国や遍路に関する写真を専用サイトで募集していた。そのサイト(→とるぽん )を先日たまたま見ると、写真募集が再開されていた。しかし去年の常連投稿者も再開したことを知らないせいか、再開後、写真は2点しか投稿されていない。



去年は四国のNHK放送局で週何回か、5分間ほどのとるぽん写真紹介番組が放送されていて、当方(ハンドルネームはヤマケイサイトのと同じ)の写真も何度か取り上げられた。例えば、去年私が馬路村で発見した四国最大の滝・西又東滝や蛇谷山のカモシカ、徳島県の高瀬峡、道がない土佐市の小宇津賀展望台等々。

先日、とるぽん編集部に問い合わせたところ、番組再開やテレビでの写真募集告知再開は検討中とのこと。そして今度は期限を設けず、来年以降も募集は続けるとのこと。



ボツになる確率は極めて低いため、写真好きな方は投稿してみては如何だろうか。画像サイズは長辺が800ピクセル以上を推奨。投稿は一人一日一枚。その「一日」とは私が見ている分に於いては、写真がサイトに掲載されてから翌日、担当者が応募写真を見るまで。サイト掲載時間は日によって変わる。更新は平日のみの毎日だが、今のように投稿数が極端に少ない場合は数日要することがある。


去年投稿した写真や投稿予定だった写真の中から3点紹介しよう。

(1)須崎の回天格納壕第23突撃隊須崎基地回天壕
須崎湾沿いには四国最大の回天基地があったことはこれまで何度も述べてきたが、以前、須崎市民文化会館南方の突堤付近から対岸の回天格納壕が二基見えていた。今も洋上に養殖関係の施設がなければ見ることができる。

現地探訪は干潮時間でなければならず、馬詰造船所の監視室に一声かけて向かうが、手前にも複数の壕がある。

因みに写真に写る人物は須崎市文化財保護審議委員。



(2)魚梁瀬林鉄西谷線廃線木造橋
魚梁瀬森林鉄道西谷線は北川村の西谷口魚梁瀬林鉄西谷線木造橋 から鐘ケ龍森の中腹まで、途中、インクラインを使用しながら上っていた廃線。インクラインから上段の廃線跡まではヤマケイに投稿した鐘ケ龍森の登山記録(→森林鉄道廃線跡から鐘ケ龍森へ)で解説した。その登山口の少々手前の林道の三差路を通行止めゲートがある林道へ右折するとすぐ沢があるが、その上流に当時の木造の鉄道橋梁が残っている。

レールは外されているが、木造橋が朽ちずに残っているケースは極めて稀。

西谷線廃線跡は全線踏査しているので、機会があれば記事を投稿したい。



(3)稲葉洞稲葉洞
三段に分かれ、全長530mに及ぶ高知県屈指の津野町にある鍾乳洞だが、奥は地下水が流れているため、深めの長靴がいる。とは言え、入口には案内板も建っているため、行楽客も入洞している。確か、右手に複数の支洞があったと思う。写真はその一つ。この支洞は狭く、デイパックを背負ったままでは身体を反転することができない。



この鍾乳洞は昭和中期、自治体が観光開発しようとしたが、関係者が次々と原因不明の病に倒れた。太夫(祈祷師)によると、龍神が内部を荒らされることに怒っているという。故に内部の歩道は入口付近しか整備されていない。



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