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Channel: 次世代に遺したい自然や史跡
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過去24年間の至極の正月探訪地ベスト5

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<ファンタスティック!>

これまで毎年末、その年の年間探訪地ベスト5を発表してきたが、今回は過去24年間の年末年始に泊りがけで探訪した地のベスト5を発表したい。年末年始だけにプレミアム。

 

‘90年代初頭、高知に帰省時、友人と泊りがけで、出かけていたことはあったが、当方が登山に傾倒するようになってからは疎遠になった。一人で年末年始、泊りがけで出かけるようになったのは’98年末~’99年始より。ただ、今回、登山のみの探訪地がランクインするケースは少ない。

 

第5位・与島&下津井電鉄廃線跡(香川県坂出市~岡山県倉敷市)

2006年末から2007年始にかけては、鉄道廃線跡のガイドブック執筆のため、倉敷市児島の下津井電鉄廃線跡をメインに探訪した。大体いつも二泊三日か三泊四日。

初日は瀬戸大橋の与島PAに駐車し、与島と、その島と陸続きの鍋島をウォーキングした。与島はミニ四国霊場にもなっていたが、道標等は整備されてなかったと思う。採石跡の深い池を見学したり、ネット検索ではヒットしない古墳の石棺の一部らしきものも発見した。

 

 

陸続きの鍋島は映画のロケ地になったこともある明治期の灯台がある島。島は灯台の敷地のみ、という狭さ。

翌日は下津井電鉄廃線跡の何割かを整備した「風の道」の南半分を、復路、独自の回遊コースを設定して周回した。→陸軍壕~廃線跡~近世城郭跡回遊

鷲羽山駅跡からは、瀬戸内海のパノラマの広がる鷲羽山に登ったが、コースからは瀬戸大橋が間近に見下ろせる場所がある。

3日目は風の道の北半分を辿った後、倉敷市内の源平合戦関連の史跡を巡った。

第4位・浦島太郎伝説地や各種ハイキング(香川県三豊市や徳島県鳴門市等)

2017年末から2018年始は三日間、宿泊は三豊市でしながらも、徳島県鳴門市まで足を延ばした。

1日目は三豊市の浦島太郎伝説地を巡ったが、後日、太郎の居住していた屋敷跡をネット初公開した。

太郎や両親の墓もあったが、太郎が亀を助けた地からは、あの丸山島エンジェルロードが出ていた。

2日目はさぬき市へ行き、1日かけて火山から雨滝山を回遊ハイキングした。

 

 

屋外や仏堂内の各種磨崖仏群、山頂の神秘的な池、絶景の城跡、鉱山跡等、実に変化に富んだハイキングだった。→磨崖仏群から火口跡池と鉱山跡とパノラマ城跡を回遊

3日目は徳島県鳴門市へ移動し、四国新幹線未成線跡のトンネルや橋脚基部、渦の道を探訪しつつ、鳴門山を回遊した。

4日目は三豊市の離島、粟島へ行き、絶景を誇る島の最高峰や、廃道化したマイナー峰、太郎に助けられた亀の亡骸を葬った地等をハイキングした。→スクリュー島の二山と廃道霊場

第3位・とびしま海道各島の最高峰や龍馬滞在所(広島県尾道市)

大三島からフェリーで岡村島に渡り、三泊四日かけ、そこからとびしま海道の全ての島の最高峰に登ると共に、龍馬の二ヶ所の滞在所や、劇場アニメ「ももへの手紙」の聖地巡礼、映画「旅の贈りもの(PART1)」のロケ地巡り、海軍の砲台関連の戦跡等を探訪した。

各島の最高峰については、岡村島以外は展望台が設置され、瀬戸内海のパノラマが広がっていた。中でもとびしま海道一の絶景を誇る一寺峰山は、「ももへの手紙」の中でも印象的に描かれていた。

海軍の砲台跡は整備されていたが、探照灯陣地は未整備だった。比較的小さな島には滝もあった他、日本一のジャングルジムもあった。

とびしま海道全体の最高峰の登山コースは→とびしま海道最高峰と第三の峰

第2位・大分県各地の自然や戦争遺跡

客観的には、この2019年末から2020年始の探訪がベスト1になるものと思う。三泊四日で大分市、佐伯市、宇佐市、玖珠町等、実に多くのバラエティーに富んだ景勝地や史跡を巡った。

 

 

豊予要塞関崎砲台や弾薬庫、仙崎砲台(写真)、ミニナイアガラの三日月の滝、裏見の滝である福貴野の滝や慈恩の滝、迷路のような地下霊場、宇佐のマチュピチュ、豊後二見ヶ浦、暁嵐の滝、網代島エンジェルロード等々。

この中で後日、ネット初公開したのは、宇佐のマチュピチュの天辺、秋葉山への最短コース。写真で見る限りでは、究極に切り立った断崖のように見えるが、そのコースなら10分台で登頂可。

また、添付写真の裏見の滝である慈恩の滝は、写る観光客が米粒大。如何に水量が多い巨瀑かが分かる。こんな大自然の瀑布が道の駅の側にあることが信じられないほど。

第1位・大月町西部の山々(高知県大月町)

これは飽くまで主観的1位。1999年末から2000年始にかけては、高知県初となるマイナー峰ガイドブック製作の中で、大月町に三泊四日滞在し、7座ほど登った。

普通、マイナー峰の8割以上は山頂からの展望は悪いのだが、この時登った山は皆、太平洋の展望が開けていた。ただ、それら大半の写真は逆光やガスがかかっていたり、ピンボケ等で、山の良さが伝わりにくい。

殆どの山が市販書としては初公開だったが、有名な大堂山展望台のある篠津山については、回遊コースが初公開だった。比較的きれいな写真も撮れた。

過去、何度も力説したように、篠津山のコースの中で、龍ノ峠(野猿公園入口)のやや下方からの展望が四国一の絶景(添付写真ではないが、過去何度も紹介済)だったため、この時、探訪した山々を第1位に選んだ。未だにこれを超える絶景には出会えていない。→世界一の魚種の海を見下ろす海崖山岳

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それを超える絶景を探して欲しい、という方は下のバナーを是非。


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