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Channel: 次世代に遺したい自然や史跡
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情報提供の誤解について

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≪努力した者には提供する≫

以前、記事かコメントで、無名峰の登山コースは自分で調べるように、の旨の書き込みをしましたが、これは以前、ストーカーまがいのピークハンター(高知市愛宕地区在住)に会ったことがあるからです。


12年前、たまたま西南地方の無名の一等三角点峰・鴨川山に登頂時、名刺を渡してしまったせいで、毎週のように何回も電話してきて、人の体調や用事も一切考えず、無名峰のコースを教えろ、と催促します。


そこで鬱陶しさも限界に達したので、「ルートを知っている者から情報を引き出すのではなく、読図力があるのなら、己自身で調べよ。」と一喝したのです。

その後、その者は散々悪態をついた後、電話を切り、何年かは連絡してきませんでした。


私が腹立たしく思ったのは、己が楽して貴重な情報を得ようとすることです。なぜそんな怠惰で自己本位の者に情報提供しないといけないのか、ということなのです。地形図を見れば、無名峰ピークハンターなら凡そのルート選定ができるので、自分で最も登り易いルートを調べればいいのです。


無名峰登山書の第一弾を出版して以降、第二弾を出版するまで6年間あったのですが、その間も、後書きですぐ二弾を出すようなことを書いておいて出さないことは約束違反だ、という者もありました。が、その者には「こっちは最初から大赤字を背負って出版しているのだ。文句を言うなら何十万か資金を出せ。」と言ってやりました。尚、第一弾出版で儲けたのは、著者のことを一切考えない、共同出版会社である高知市の南の風社だけです。


無名峰の場合は地形図さえあればルート考察はできるのですが、他の史跡や街道の場合は、歴史研究家でも解明は容易ではないケースが多いので、努力して調べたけれども分からなかった、という場合には情報提供をする場合もあります。但し、拙著内に記してあることは拙著の購入法を教えることしか行いません。


成人後に何かを調べることは「生涯学習」の分野に含まれるのですが、「生涯学習相談員」は、相手に答え(当該情報)を直接教えてはならない、というのが鉄則であり、飽く迄情報収集法や調査の仕方について「支援する」ことしかできないのです。答えを教えてしまうと相手は学習能力が退化し、社会不適合者になりかねないからです。


堕落人間になりたくなければ、常に情報収集を行い、ケースにあった調査法を心得ておくことです。他人(ひと)に頼るのは最後の最後です。その場合、反論は常識的にできません。それが嫌なら全てを自分で行うことです。


尚、前回も記しましたが、今月から来月上旬までは時間が取れません。


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