≪未公開聖地を徹底検証≫
ももへの手紙の聖地を始め、一般の映画のロケ地等は大崎下島(とびしま海道)の場合、御手洗がメインとなりますが、町歩き観光客が皆無の大長は非常に静か
で、落ち着いて巡ることができます。
大長でのももへの手紙の公開聖地は少ないのですが、未公開聖地をできるだけ探し、みなさんが探訪し易いよう、生活路や作業道を含んだ回遊コースを設定しました。
アプローチにバスを利用する場合、探訪基点は大長港バス停で、車利用者は昨日触れた、安芸灘交流館・堀ばたホールの駐車場がいいでしょう。終日出入り可。
駐車場からはすぐ北にある大長港を目指します。映画では丸三百貨店裏の貸出自転車の看板や大きな大長みかんが載った
電話ボックス、大長港湾事務所等が描かれていますが、電話ボックスの位置は、実際は異なっています。
また、映画に描かれていた桟橋入口の赤いアーチは、実際の大長港のものではなく、それは大崎上島の木江港のもの。待合ベンチも大長港のものとは違っています。
次は大長大橋北袂まで戻り、北堀北沿いの道路を西進します。この北堀周辺の風景は映画に何度も登場しています。2分ほど行くと、右手にももや海美、カワたちが寄っていた今村商店がありますが、看板が
出ていないので分かり辛いかも知れません。
前も解説したように、映画では店の外観が資誠堂(雑貨店)で、内部が今村商店となっていましたが、実際の店内にはない雑誌コーナーが描かれていました。
海美がしゃがんで選んでいた、105円のスナック菓子コーナーは西端にあります
が、私が訪ねた時、コンテナの値札が映画とは違う向きに差しこまれていたため、店主の方が映画通りに直して下さいました。
また、カワが勝手に中に陳列していた商品を取ろうとして、ももに止められ
た冷蔵陳列棚は現在ありません。その棚は、北東隅に置かれていたのですが、数年前、壊れて廃棄したとのこと。今は写真にある、二種類の冷凍庫が置かれています。
北堀の西端まで進むと、突き当たりにある村尾昌文堂南の本徳寺道標に従い、その道路を西進します。
二つ目の左折T字路(路地)を南下したところ(メイン道路から右手に一軒過ぎた所)
に本来、以前触れた、ももが見守り組の影に追われて逃げていた際、老婆とぶつかりそうになった路地分岐があるのですが、実際の分岐周辺の光景は、映画とはかなり異なっています。
映画では、分岐北側の民家(Y本家)の壁面に、カモメ針灸院の看板、東側の民家(K本家)の低い石垣の上に「豊海の幸」の看板が設置されていたのですが、実際はそ
の二つの看板はなく、民家の壁面や石垣も形状や造りが異なっています。但し、カモメ針灸院は実際、その路地(私道)を入った所にあります。
「豊海の幸」の看板は、「ゆたか海の駅・とびしま館」(小長港)をイメージして描いたものかも知れません。
次回、昨日投稿した坂本龍馬密議所からももの家のモデル屋敷、その他の未公開聖地へと巡っていきます。
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