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Channel: 次世代に遺したい自然や史跡
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ももへの手紙・大長聖地回遊コース(4)

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≪皆が見逃す意外な未公開聖地≫自然、戦跡、ときどき龍馬-農道へ上がるみかん道
墓地の箇所の、下の道路へ下りる狭い石段との分岐から道なりに進むと、みかん畑の水路沿いを南東に上がるようになります。涸れ沢のような小径ですが、途中から沢のような道と分かれ、畑の際に上がって同じ方向に登るようになります。



この道を上り詰めると、いよいよ映画ポスターや本の表紙の景色に出会える「南谷農道」ですが、農道へ出る箇所には柵が設けられています。これは今日まで私有地及び私道であるがためだろうと思っていたのですが、地元のラスカルさんによると、猪除けとのことでした。

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柵のある箇所は、暗渠上のコンクリートの縁自然、戦跡、ときどき龍馬-南谷農道 をスタンス(足場)として柵の脇から農 道に上がります。スタンスは片足分のスペースしかないので、バランスを崩すと水路(水流はない)に転落してしまいます。



農道からは大長集落が一望できます。この農道は映画の中にも、集落から見た遠望景色として映っています。もも若しくは見回り組が歩くシーンの遠望にもあったかも知れません。

農道を少し下ると、左足元に四角いコン自然、戦跡、ときどき龍馬-雨の中の南谷農道沿い倉庫 クリートの張り出し部分があるのですが、私がこの場所を同定(確定)した目印がこれでした。資誠堂の近所の洋館出身者がブログに貼付した写真にこれが写っていたのです。



と、言ってもポスター(ももと見回り組が上体を斜めに傾けている)の場所自体は自然、戦跡、ときどき龍馬-農道沿い倉庫 もう少し下った所。但し、そこも若干、ポスターでは景色を改変しています。


ポスターの三人が立つ背後は、緩い右カーブとなっており、みかん畑の山際には石垣風擁壁が築かれているのです が、実際はカーブ手前の擁壁沿いに倉庫があります。ポスターや本の表紙に古びた倉庫は似つかわしくない、ということで描かれなかったのでしょう。

因みに、ブルーレイ&DVD発売の宣伝ポスターの風景は、御手洗にある、ももがイワに突き落とされた波止です。自然、戦跡、ときどき龍馬-映画での資誠堂



そのカーブを過ぎるとまた未公開聖地があります。陽太と海美がももを迎えに来 て、汐島小橋(高知県大月町柏島に架かる旧柏島橋がモデル)から飛び込みをする際、ももがどうしても飛び込めず、一人で家に帰っている時。雨が降り出し、南谷農道を走り上がって行く際、道路沿いに描かれていた倉庫のモデルがあるのです。水路(カーブの先の)を過ぎ自然、戦跡、ときどき龍馬-資誠堂 た先の左手、脇の石段にモノラックがある倉庫です。但し、これも映画では入口部分や庇の支柱等、若干改変されています。



そこから左手に一軒の人家を過ぎるとY字路があるのでここを左折。分岐にあ る二つの祠は、東側が大師堂、西側のものが馬見荒神社です。

この西の三叉路を右折して住宅街に入り、石段の先の十字路は左折。



十数軒ほど先の、南側に宅明写真店がある三叉路を右折した自然、戦跡、ときどき龍馬-福栄堂 、突き当たり左角にあるのが、内部が今村商店になっていた雑貨店「資誠堂」です。店名看板右に掲げられている「グロンサン」看板は映画では「クロンサン」となり、「KOKUYO」は「KOKUBO」に変わっていましたが、建物の外観はほぼ忠実に再現されていました。東西に長い、総二階建ての戦前の日本家屋です。



その北西角にある菓子店「福栄堂」は、 大叔父がレモン羊羹を購入した店ですが、映画には出て来ませんでした。建物は現代的な鉄筋です。

余談ですが、福栄堂から南西に続く道を行って右手に六軒目が、御手洗から移ってきた越智医院です。御手洗に現存する旧越智医院は、ももの母が運ばれた病院自然、戦跡、ときどき龍馬-一峰寺山展望台より のモデルです。

福栄堂からは東進するとすぐ堀ばたホールに帰り着きます。



残りの公開聖地は、大崎下島の最高峰、一峰寺山展望台。ここにはバスの便が なく、昔の登山道も廃道になっていると思う(無名峰ピークハンターなら登れるかも)ので、車や自転車で上がるしかありません。

大長からは県道を北西から西に進み、久比集落へと向かいます。久比港のガソリンスタンドから南に折れます。分岐は無視して道なりに進んで行くと、次々と一自然、戦跡、ときどき龍馬-一峰寺山展望台柵越し 峰寺山の道標が現れ、導いてくれます。



ももや見守り組が猪に追われて上がった展望台は、道路の終点にあります。とびしま海道の有人島五島の中で随一の展望を誇り、無人島の平羅島と中ノ島を結ぶ橋から大崎上島、瀬戸内海 に浮かぶ島群、広島本土、しまなみ海道と、胸のすくパノラマが広がっています。



一峰寺山の三角点は一等三角点なので、自然、戦跡、ときどき龍馬-一峰寺山展望台からの架橋群 道路終点の展望台から回遊コースを登って行きましょう。山頂に立つ水分神社の裏手に三角点が埋設されています。そこからは幅広の尾根道を南西に進んで行き、道路に下りると東に引き返して行きます。トイレの先の展望台からは南方の景色も伺うことができます。



どうでした?観光客皆無の大長は?架橋島、離島に関係なく、島探訪の魅力は「路地歩き」にあります。路地を歩いていると、至る所に戦前の日本家屋や洋館、懐かしい商品看板があり、心がほっこりします。

次回からは「ももへの手紙&旅の贈りもの・関連地回遊」(御手洗地区)の投稿を開始します。

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