[目まぐるしく変わる軌道跡歩
道]
箕浦建築西のT字路を南に折れるとすぐまた三叉路になるが、そこから西に延びる、砂利道が軌道跡。この辺りも廃線跡の雰囲気をよく残している。
砂利道はすぐ広場に到り、そこからは更に趣のある、路盤が築堤となった野良道に変わる。尚、その広場はかつてのガソリン・スタンド跡。2010年6月の消防法改正でガソリンスタンドの地下貯蔵タンクは、40年以上経つと改修することが義務付けられ、その費用が2,000万以上かかるため、近年、廃業するスタンドが増えた。しかし前回の製材所といい、廃業・撤退して更地にな
ったため、廃線跡ウォーキングには好都合だが、地域経済にとっては痛手となるだろう。
荒地の中を通る軌道跡は、住宅街に入るとコンクリート道に変わるが、歩道の十字路の三軒先でグラデーションのように民家の敷地となる。故にその十字路まで引き返して南に折れ、国道に並行する車道に出て西進する。
1~2分位は軌道跡上には民家や工場が建って辿れないが、不動製材
所田野工場を過ぎると、藪の広場になる。しかし私有地で藪のため、歩くことは躊躇される。
そこを過ぎて右手に二軒目は作業所だが、未舗装の広場があったため、声をかけて歩かせて貰った。
広場の軌道跡は数十メートルで再び藪に突入するが、三個の大きなタンクを立ててある所が軌道跡で、藪の中に小径として残っている。
国道と並行車道とを結ぶ小径を横断すると、軌道跡の大半は畑となるが、南側に辛うじて歩けるスペースがある。一見するとこの狭い道は私有地のように見えるが、国土調査の
杭が打たれていることからすると、公道であることが分かる。
畑が終わって左手に二軒過ぎると南北の狭い溝を渡るが、この溝が田野町と安田町との境界。この溝付近も廃線跡の雰囲気がある。
溝を越えると、左手が住宅街となり、軌道跡は車道と歩道の中間位の幅員のコンクリート道になる。
住宅地を抜けると左手は藪化した荒地となるが、軌道跡路盤の石積みが露わになる。藪の反対側は「レストラン岬」の敷地になるので、空腹時は食事を取ると良い。
レストランを過ぎると国道を斜めに横断し、その先は一車線のアスファルト車道になる。それでも石垣築堤は続いているので、軌道を想起することはできるだろう。
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