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高知でプリキュアを放送させる方策

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<経済学的視点と教育的視点>

高知県では先日述べたように、一般の地上波ではプリキュアシリーズは放送されていない。放送しているのは、高知市の旧市域の一部でしか視聴できない「高知ケーブルテレビ」のみ。しかし一部の市民のみが「特定の楽しみ」を与えられるのは不公平ではないだろうか。

 

そこで一般の地上波局、特にいくつかの朝日放送テレビやテレビ朝日の番組を放送している日テレ系列の高知放送で放送できないか思案してみた。最終的には署名活動をして県や高知放送に陳情しなければならないだろう。

 

なぜ「県」かと言えば、プリキュアの経済効果が大きいからだ。今でも県内のスーパーやデパート、玩具店、文具店等ではプリキュア・グッズがある程度販売されているものと思うが、高知放送で放送して全県民がプリキュアを視聴できるようになると、今までプリキュア・グッズを販売していなかった店舗でも販売されるようになり、県全体でのグッズの流通量が格段に上がり、消費者の購買意欲も上がる。

 

小売業界の売り上げが上がれば、県の産業振興にも寄与することになる。これは県が策定している産業振興計画にも合致する。

更にこの産業振興計画の中には移住政策も含まれているが、女性専用のネット掲示板では次のような、児童の母親による書き込みも見られた。「自然の豊かな県で子供を育てたいけど、プリキュアが放送されていない高知県への移住は厳しい」と。

 

プリキュアシリーズは今年で15周年だが、初期の作品を見ていた少女は今や母親になっているケースが少なくない。その子供も当然プリキュアを見ており、プリキュアが親子のコミュニケーション・ツールになることもある。故に「プリキュアのない生活」は考えられないのだ。プリキュアが放送されてないがために、移住者の数が減るとなれば県に取っても痛手となる。

 

更に本件を考えるにあたっては、教育的視点が欠かせない。いくら経済効果があると言っても、「ただの娯楽番組」を放送するよう、陳情することはできない。その点、プリキュアは前述の母親のように、子供の情操教育にも活用することができる。

 

似て非なる過去の人気アニメ、セーラームーンが格闘モノと恋愛モノをミックスした少女アニメであるのに対し、プリキュアは恋愛系ではない。格闘シーンも過激な描写はせず、敵を倒す場合も殺すのではなく、改心或いは魂を浄化させるようにしている。

 

加えて最新シリーズ「HUGっと!プリキュア」では子育てや将来の夢・職業がテーマとしてあり、登場人物は命の大切さや子供を育てることの苦労、自分の進むべき道の決め方等を仲間や家族との関りの中で見据えて行く。

 

中でも複数回出てくる主張「周りのことは気にせず、自分が思ったこと、信じることをすればいい」は、悲劇の童謡詩人・金子みすゞの詩『私と小鳥と鈴と』の中のフレーズ「みんな違ってみんないい」にも通じるものがある。

 

この詩は’00年代以降、小学校の教科書にも出てくるようになった詩。人はそれぞれ個性が違うが、それは優劣をつけるようなものではなく、それぞれの個性が素晴らしく、尊重されるべきもの、ということ。教育的観点から見てもプリキュアは優れているのだ。

 

また、誰からも好かれるアニメであることも重要。プリキュアは主人公の容姿や性格、生き様等から女児は皆、憧れるが、カッコ良さもあるため、男児にも好かれる。更にその若い母親層からも前述のように支持されている他、若い父親層からの支持もある。

 

アニメ自体を見る父親は少ないと思うが、プリキュアショーへ子供を連れて行った際、父親連中もアイドルのような格好をしたスタイル抜群の着ぐるみプリキュアが登場すると、テンションは少なからず上がる。

 

以上のように子供からもその親からも支持され、情操教育にも活用でき、経済効果も100%あるとなれば高知放送は、放送しない理由はないはずだが、放送業界にある暗黙のルールが存在すれば、放送は容易くないだろう。

 

それは、ケーブルテレビであろうが、BSであろうがCSであろうが、他局で放送している番組は放送しない、というルール。実際、このルールが存在するか否かは分からないのだが。

 

もし存在した場合、県への陳情に加えて、プリキュアの漫画作画者である上北ふたご(姉妹のコンビ名)さんにも協力を仰がなければならないだろう。ふたご姉妹は高知県越知町出身。

 

姉妹に県の観光大使にでもなって貰い、「高知市民大学」等の有名な講座(講演)の講師として壇上でプリキュアが教育的に優れていることや、高知県の一般の放送局で放送されることを願う旨、語って貰うのだ。

 

この放送推進活動を行うには個人が単独に行うのではなく、会を発足させる必要がある。「教育的番組を高知で見る会」等。会長は子を持つ母親が望ましい。当方は副会長として縁の下の鏡餅、いや、力持ちになろう。

 

因みに当方は現在、好ましいことではないが、海外の動画投稿サイトで「HUGっと!プリキュア」(当該国語の字幕付き)を見ている。DVD発売や東映が動画を配信するまで待てないからだ。海外サイトだけに日本語で検索してもヒットしないが、倫理上、詳細はお教えできない。

東映もこのような海外のサイトを見る者が増えることは望んでいない。

 

ただ、このようなサイトを利用しているとウィルスに感染する危険性がある。そのためにも高知放送で放送されることが望まれる。有志の親御さんがいれば協力していきたい。当方は社会教育関連の国家資格である学芸員資格や、児童施設での童謡の振付指導経験、公的施設での自作の児童向きショートストーリーの朗読経験、地区長経験もあるので安心されたし。

発足したら会を応援したい、という方は次の二つのバナーをプリーズクリック。

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