今日、2月23日は富(2)士山(23)の日。地元の市町村では何らかの催しを開催しているかも知れませんが、「富士山」は全国都道府県に存在します。そう、「おらが富士」である○○富士と呼ばれる山です。
四国では讃岐富士(飯野山)と伊予富士が最も有名ですが、我が地元、高知県内の富士山を列挙します。
地図=山と高原地図・石鎚・四国剣山(昭文社刊)ほか。
県内の富士山では最高峰(伊予富士も県境にあるが呼称が土佐ではないので除外)となる、剣・三嶺山系の山。50分ほどで登頂。
山と高原地図 54 石鎚・四国剣山 2012
(2) 鴻ノ森(299.5m)=土佐富士[高知市] 地形図=伊野
山頂には本山氏方の神森出雲の居城、鴻ノ森城があった。永禄4年頃、長宗我部元親勢が城を攻める際、水路を断ったが、城では馬に白米を注ぎ、水のように見せたという。しかしやがて出雲は切腹、妻は北の断崖から落ちて絶命した。故に昔は「切腹ヶ森」とも呼んだ。
市内の小学校の遠足の山でもあるが、今はどうか不明。
(3) 小富士山(170m)=介良富士[高知市介良]地
形図=高知
県内のおらが富士の中では、最も有名な山の一つ。昭和期は三角点があった。
現在、南東部は潮見台緑地公園となっているため、散策がてら登ることができる。
(4) 小富士山(207m)=佐川富士[佐川町] 地形図=越知
介良富士と並ぶ有名峰(おらが富士として)だが、ウルトラ・スーパー低山のため、市販本で登山コースが紹介されることは殆どない。が、南側の登山口には道標が建っている模様。
かつては佐川八景の一つ「小富士の暮雪」として佐川町では有名峰だった。
(5) 唐岩(801m)=明治富士[越知町] 地形図=思地、
越知
’05年、旧日本兵騒動で話題に上った人物の生誕地、旧明治村の背後の山。
最もマイナーなおらが富士だけに、拙著「土佐のマイナー山part2」で簡便にルート解説をした。
(6)白髪山(1470m)=土佐富士[本山町] 地形図=本山
ご存知、県下一の白骨林帯の檜山。最短コースは1時間ほどで登頂。
(7)鈴ケ森(326m)=新改富士[香美市] 地形図=土佐山田
昭和50年代、NHK高知放送局が全国ネットで「邪馬台国土佐説の舞台の山」として紹
介し、土佐文雄も著書で取り上げた。山上の古墳が卑弥呼の墓だと言われている。
かつての地権者が建造した邪馬台国を意識した建物が、山中に廃墟として点在している。
尚、「新改」は、以前鉄道関連記事で取り上げたJR土讃線新改駅のある地区。
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