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ミステリアス奇岩怪石~四国周辺の奇怪な岩石~

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<もののけ姫の乙事主岩や宙に浮く石等>

ミステリアス・シリーズ第6弾はミステリアス奇岩怪石。「ミステリアス動物似自然造形」や「ミステリアス巨石」でも四国とその周辺県の奇妙な岩石を取り上げたが、まだまだ奇怪な造形岩石は多い。

(1)耳岩(高知県室戸市)

室戸市吉良川町に黒耳という地区があるが、この地区名の元になった耳岩という岩が室戸ジオパークのジオスポットの一つ、黒耳海岸にある。その名の通り、真っ黒い巨大な耳そっくりな岩がある。尚、図示は正確ではないので、付近を探されたい。

 

(2)ウッディロック(黒耳海岸)

耳岩のやや南方に横倒しになった切り株の断面に酷似した岩がある。市内在住者の中には「ウッディロック」と呼ぶ者もいるが、「年輪岩」と呼ぶのは如何か。この岩も巨大。更に南方には渦巻岩や鉢巻き岩もあるようであるが、その中に以前紹介したミニ海蝕洞門もある。

(3)覗岩(愛媛県宇和島市)

宇和島市大浦赤松の本土から短い橋で繋がった島に渡り、西端の海岸に行くと、奇妙で巨大な立岩がある。由来は不明だが、この岩を覗岩という。まるで小動物に笠の部分をかじられたきのこのような形状。

この近くには「ET岩」と呼びたい岩もある。この島は昭和初期、遊園地となり、料亭等もあった。2016年頃探訪時、朽ちた仮面ライダーV3とロボコンの遊具が残っていた。

この遊具については、以前公募されていた「宇和島百景」の「裏百景」か何かに写真を投稿し、登録された。

 

(4)コウモリ石(久万高原町)

この石は以前、側にある鉄砲石と共に紹介したと思うが、面河渓支流、鉄砲石川沿いの林道を行き、「鉄砲石川キャンプ場」を過ぎて少々行った所(場所は多少前後するかも)の右手上にある。河川名は当然、「鉄砲石」が由来。

その記事で説明したように、形状がバットマン・マークにそっくり故、個人的にはバットマン岩と呼びたい。

 

(5)ダンボ岩[仮称](伊方町)

以前紹介した、佐田岬と防波堤で繋がった御籠島の灯台のモニュメントがある所(下方の図)に建ち、岬側を見ると、御籠島の陸軍の洞窟式砲台と同じタイプの二基の砲台口が見える。

この砲台口を目だとしたら、その両側に大きな耳、両目の間の下方には長い鼻のような岩がある。この形は通常の象ではなく、漫画やアニメで見る象の顔である。すぐ頭に浮かぶのはダンボ。

 

(6)蛇頭岩[仮称](徳島県海陽町)

海陽町の海岸にもいくつか奇岩があるが、弁天山北麓の宍喰浦漁港側には、まるで蛙か何かを丸飲みするため、飛び掛かろうとしている状態の蛇の頭部のような岩がある。

ここへ行くには、宍喰港バス停(廃止されているかも)西方の「303(スリーオースリー)サーフボード」の北西向かいから弁天山に登り、中腹の横道を東から西にUターンして行き、西から北東に大きくカーブする箇所を過ぎ、少々行った所のY字路を右後方に折り返すと辿り着く。バス停四差路から南方の古目番所跡付近に駐車スペースがあったと思う。

 

(7)おおガメ岩(那賀町)

以前紹介したが、名瀑「大轟の滝」から北方の「小釜の滝」へ行く途中、右手に小さな手製の「おおガメ岩」という道標が現れる。

その方向を見ると、川床をのっそりと這う巨大な亀がいる。因みに高知県にはもっと亀の形状に似た「亀石」が川床にあるが、その画像を探し出すことができなかった。

おおガメ岩はネットでは数件ほどしか取り上げられていないが、その近くにある河蝕洞門「沢谷洞門」(仮称)を取り上げている者は皆無。尚、図示は正確ではないので、実際はやや離れた所にあるかも知れない。

 

(8)乙事主岩[仮称](広島県尾道市)

以前、ミステリアス巨石記事で取り上げたしまなみ海道・向島の岩屋山にある巨大な怪石。

ネットでは、「もののけ姫」に登場した、祟り神になった巨大猪「乙事主」に似ていると言われているが、「猪岩(ししいわ)」と呼んでもいいかも知れない。

特徴的なのは、その鼻の部分と、牙のように見える縦長の海蝕の溝。そう、太古、岩屋山山頂付近は波打際だった。

因みに他の箇所には、人間の鼻のように見える岩もある。

 

(9)東海展望の浮石(三重県鈴鹿市)

これも以前「宙に浮く石」として紹介した。滋賀・三重県境にある宮指路岳(946=くしろm)のヤケギ谷コースに「東海展望」という展望所があるが、ここに奇怪な浮石がある。

写真を撮る角度にもよるが、添付写真と同じ角度でこの浮石を撮ると、まるで石が宙に浮いているように撮れる。自然の妙と言うか、写真の妙である。

 

(10)三体仏岩(ヤケギ谷コース)

東海展望から一旦下り、すぐまた上りになった先、山頂にほど近い箇所に「三体仏岩」という岩がある。仏像を背後から見たような岩が三体あるのだが、一番右の岩がそれっぽく見える。

しかし周辺は崖のため、正面に回ることはできない。形状的には仏像と言うより、♪た~らこ~ た~らこ~♪でお馴染みのたらこキューピーのよう。それ故、右端の岩は「たらこキューピー岩」、略して「たらキュー岩」と呼びたい。

これからも奇妙な岩石を紹介して欲しい、という方は下のバナーを是非。


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