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Channel: 次世代に遺したい自然や史跡
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土佐の投入堂と小日浦鉱山

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[TKO木下も驚いた断崖&坑道ワンダーランド]
町史に未掲載のある神社が近年、注目
されている。越聖神社望見 知町南ノ川小日浦の小日浦川上流の断崖岩窟に建つ聖神社である。その景観が鳥取県の国宝・三徳山三仏寺奥の院・投入堂
(なげいれどう)を彷彿させることから「土佐の投入堂」と呼ばれている。



標高500m超の絶壁にあるため、神社付近に「道」はなく、丸太を組んだ橋や鎖を伝聖社を見上げる って登ることになる。

社殿内には土足で上がることができ、対岸の山並みを見渡すことができる。

神社でありながら不動明王(明治11年造立)を祭っており、昔は修験の修行場だったことが想像される。創建時期も不詳だワケあり芸能人たち が、藩政時代後期ではないかと言われ、明治12年、長州大工によって改築されたことが棟札に記されている。



因みにこの神社は鳥居奥の坑道 今年221()、関西テレビ系列の各局(中国・四国地方のフジ系列)で放送された「幸せになりたい!ワケあり芸能人開運ツアー」で取り上げられ、TKO木下、布川敏和、宮川一朗太、山路徹が参拝した。写真左下に写る可愛い女性は高知さんさんテレビの正木麻由アナウンサー(通り抜け坑道ロケの6日前、下見に訪れている)だったか?




参道整備は聖神社保存会が行っているが、神社の岩盤下にある小日浦鉱山の貫通坑道「通り抜け坑道」も同保存会が整備している(入口に一応、懐中電灯が置かれているが、持参した方が賢明)。昭和1525年にかけて神戸製鋼が採掘していたマンガン鉱で、その坑道付近や、小日浦集落に坑道出口からの吊橋 到るまでの道路沿い等に複数の坑道が残っている。

通り抜け坑道は高さ1.8m、幅1.3m、全長18mだが、その特異な点は、出口から吊橋が架けられており、滝(落差9mの聖滝)の懸かる沢を渡ることができるところ。吊橋も手製だから歩くたびに揺れる。元々は野猿(手動ロープウェイ)だったのだが、危険を伴うことから吊橋に変更された。

そして吊橋を渡ると、沢登りルート聖滝 まで整備されている。ただ、ウェディング・シューズなしで辿るのは危険。故に今回は辿らなかった。



聖神社と通り抜け坑道へは二種のルートがあり、回遊できる。上り口へは、小日浦集落の左ヘアピンカーブ手前を右折し、進んで行くと駐車場と休憩所がある左側に二基の坑道あり ので、そこに駐車。尚、小日浦集落までは、「小日浦」の道路標識を頼りに進めば良い。

聖橋の手前と渡った所の二ヶ所に登山口道標があるが、後者が近道で、20分程度道路縁の坑道 で行き着くのではないだろうか。鳥居を抜けた先の右手に未整備の狭い坑道がある。



前者のコースには、聖神社を望見できる展望箇所があるが、間違い易い分岐がある。私も間違えて取水管理道跡を進んでしまい、進退窮まったので、崖を高度に於いて100mほど這い上がって正規コースに出た。

みなさんも土佐の投入堂に参拝し、開運を。

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