[燧灘の展望]
各地の高速道路のサービスエリアの中には、道の駅その他の観光施設が隣接していることにより、一般道からも入れる所がある。その多くは一般車道からの立入りとなるが、歩道が通じている場合、歩道起点の駐車場に駐車し、徒歩でSAに行ってみたくなる。海の展望が開けた場所なら尚更。
それが石鎚山遥拝所の一つ、星ヶ森(四国霊場60番札所横峰寺背後の山)の北方に位置する西条市の石鎚山SAと道の駅小松オアシス(石鎚山ハイウェイオアシス)。
最も南の標高が高い所(標高110mほど)にあるのが小松オアシスで、その下方にSA(標高70mほど)、更に下方の北麓には西条市小松中央公園がある。よってその中央公園の第2駐車場に駐車し、徒歩で登って行った。
まず南の交通公園を通り、多目的広場と太陽の園との間の直線道を南下し、菖蒲園東の小径を引き続き南下して山際の貯水槽に突き当たると東に折れ、標高60m地点にある展望台に登る。標高が低いからさほどでもないが、それでも燧灘の展望が広がる。
そこから南に上がり、下りのPA沿いの一般道に登ったものの、そのPAには入らず、東に折れ、上りPAに向かった。それは住宅地図に短い戦前の線路マークのようなものが描かれていたため。
そこの入口はSAの従業員用駐車場で、そこから階段を上がった所がそのマーク地だが、ただのコンクリート路面があるだけ。どうやら旧線路マークと勘違いしたのは擁壁マークだったようである。
そこにはフェンス扉があるため、従業員専用入口だと誤解する者が多いと思うが、側にいた従業員が「どうぞ」と行って扉を開けてくれた。
もう13時半近くになるが、まだ空腹ではなかったため、SAでは食事をしなかった。展望もいいが、まだ上の道の駅の方が展望は優れているはず。
SAの南東に建つ塔が気になるが、これは藩政期の駕籠とだんじりをイメージして建設された高架水槽。
SAからは一旦一般道に下り、南東から南、西へと進み、第3駐車場西からまた遊歩道の階段を上がる。
これを上り詰めた所が道の駅内のイベント広場と子供広場との間。駅内の一番高い所は、子供広場の鎖場のある人工岩。その上は展望台風になっており、駅内やSA、燧灘までパノラマが広がる。
ここが道の駅に指定される前の名称が「石鎚山ハイウェイオアシス」で、現在、半円形の駅の建物が「石鎚山ハイウェイオアシス館」(上の写真)と呼称されている。
石鎚山ハイウェイオアシス時代の’00年時の施設の広告を見ると、石鎚山の樹林探索シアター、バーチャル・スキー体験、樹氷研究室、バーチャル・パラグライダー飛行体験、石鎚山模擬鎖場体験、夜の生き物発見模擬体験等、色々面白そうなものがあるが、先日行ってみるとその全てが無くなっていた。
あったのは観光案内コーナーと土産物売り場、写真展示コーナー、大衆食堂レベルの食堂のみ。正直、「来て損した」と思った。このすぐ上にある温泉も休業中。このオアシス館以上のものは皆、SAの方に揃っている。故にここに来る意味がない。尤も家族連れには遊具や芝生のイベント広場があるから、来る価値はあるだろう。それ以外の価値は「展望」位か。
復路は第3駐車場向かいまで戻った後、南に折れ、小松川沿いの道を下り、高速高架下で左折し、第4駐車場北からスケートボード広場(使用中止)沿いを北上。丸木階段を上がって一旦オートキャンプ場南の往路の道路に出た後、キャンプ場のフリーサイト内に入り、北端の展望舎で展望を愛でた後、南側から西へ階段を下りる。
尾根の分岐では尾根を北へ下り、道路に下り立つと西上の高台に建つ展望台へ登ってみたが、樹林により、展望はなかった。
そこからは「憩いの広場」東端を北上、チビッコ広場前からはテニスコート南沿いを西進し、往路の太陽の園のトリムコース下の道に出た。
中央公園内の南側には、縦横無尽に小径や階段が走っているので、ウォーキングやトレイルランニングの練習にいいだろう。
この後、隣市の野良猫スポットに寄る予定だったが、時間がなくなったので、四国霊場61番札所香園寺北東の舟山にある舟山古墳群に寄った。
6~7世紀前半に築造された全長10~15mの17基(内何基かは消滅)の円墳から成る古墳群だが、開口しているものはなく、「ただの凸凹」がある感じだった。
PS:最近、お龍シリーズ等、作成に時間のかかる歴史関係の記事が投稿できていないが、それは睡眠時無呼吸症候群の影響。
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