頻発するいの町・鷹羽ヶ森での遭難
[錯綜する林道に惑わされたのか]2年前、高知県いの町勝賀瀬より西に立ち上がる名峰・鷹羽ヶ森(918.9m)で道迷いによる遭難事故が起こったが、また先週、遭難があった。確か遭難者は北谷から登ったのではないかと記憶している。...
View Articleがん患者が働く喫煙店にはニコチンを無害にする喫煙剤を
[ニコチンがビタミンに変わればがん患者も安心]先日、自民党の厚生労働部会で大西英男議員による「がん患者は働かなければいい」(喫煙可能な店では働かなくてもいい)発言が物議を醸したが、小さな飲食店や地方の飲食店では分煙が進んでいないため、がん患者はどうしても喫煙店で働かざるを得ないことがある。厚労省も店内フロアが30平方メートル以下の飲食店については、分煙の必要性を認めていない。...
View Article愛媛と高知の裏見の滝・追加分
[まだある飛瀑の裏に回れる滝]以前、高知、愛媛、徳島県の裏見の滝を紹介したが、更に新たに探訪した愛媛・高知県のそれぞれの滝を一つずつ紹介したい。(1) 赤子滝(愛媛県大洲市河辺町川崎) 龍馬の脱藩の道側の「三杯谷の滝」へ行く途中にあり、県道245号沿いに道標が出ている。木菱川支流の日浦川に懸かる。二段で落差は20m。...
View Articleネット初公開!龍馬を土佐最後の番所迄案内した中岡利吉邸
[松ヶ峠番所の地権者は中岡利吉だった]坂本龍馬の脱藩時、土佐最後の番所、松ヶ峠番所まで龍馬一行を案内した、梼原町茶や谷の豪農で当時二十歳過ぎだった中岡利吉についてはこれまで、著書やブログで述べた。 今日(6/3)、利吉子孫(利吉に実子はいないので養子の子孫)を取材したところ、慶応期頃の利吉の屋敷が現存していることが分かった。そして何と、松ヶ峠番所の土地は利吉の土地だったことも判明したのである。...
View Article海軍第23突撃隊(6)司令本部と回天基地・其ノ二
[回天関係の30余の横穴壕]第七回天隊が着任する一ヶ月半ほど前、山口県の回天大津島基地を発った近江誠大尉が第23突撃隊特攻隊長兼第四回天隊隊長として着任した。同月29日付で大本営海軍参謀部第一部は「水上・水中特攻作戦指導要領腹案」を発表している。...
View Article海軍第23突撃隊(7)司令本部と回天基地・其ノ三
[隊員の訓練と終戦翌日の出撃待機]串の浦の民家を宿舎としていた二隊の回天隊搭乗員の日常は、午前中、格納壕に格納されている自分の回天で操縦訓練や、整備員と共に整備具合を確認し、午後は水練や資料作成、昼寝等をして過ごし、夜間の本番訓練に臨んだ。これは夜間なら米軍機の飛行も少ないため。...
View Article海軍第23突撃隊(8)司令本部と回天基地・其ノ四(完)
[回天よ、永遠に]串ノ浦南西のY字路まで引き返すと、今度は上の道路を車で移動する。三差路の谷間に来ると、そこが先日触れた、須崎鉱業所トロッコ鉱石積込場跡(2枚目写真は'07年時)。三差路南東角がその跡地だが、トロッコトンネルも鉱山遺構も跡形もなくなった。そこから北西に進む道路が拙著で解説したトロッコの軌道跡。...
View Articleネット初公開!巨岩地下掘下げ隧道と獅子岩と無名滝(大洲市河辺町)
[ドルメン隧道とライオン岩と樽落しの滝]これまで各種素掘り隧道・トンネルを紹介してきたが、100トンを超える巨岩の底の地面を掘り下げて造った水路隧道は極めて珍しい。掘下げた結果、隧道の両端は大石と岩のため、類を見ないような「ドルメン隧道」が誕生したのである。 工事時期は詳らかではないが、水路パイプがまだ日本(四国)になかった頃なので、明治か大正時代ではないだろうか。全長は十数メートルほどか。...
View Article私が講演で語った土佐浪士の新事実等
[窪田真吉(真田四郎)の謎や佐々木高行の妹の夫]昨日、高知県高岡地区(戦前の旧高岡郡エリア)文化財保護連絡協議会総会に於いて講演を行った。内容は次の通り(当日の配布資料)。 演題:窪田真吉や龍馬等幕末の人物と街道[A・窪川の志士・窪田真吉(真田四郎)](1)真吉が土佐を出るまで(2)忠勇隊での真吉(3)高杉晋作と共に長州藩海軍局を急襲する真吉(4)明正寺での切腹の謎と墓の向きの謎...
View Articleドランクドラゴン塚地氏先祖邸跡が城跡と共に消える
[先祖邸は入野城の縄張か]以前、高知県黒潮町に残る塚地武雅氏の先祖や祖父母関連地を紹介し、先祖邸前を走っていた土佐西街道を坂本龍馬が16歳時に歩いていたことについて解説したが(→ドランクドラゴン塚地の先祖と龍馬 )、最近、その先祖邸跡が背後の中世の入野城跡と共に、今後開発で消滅することが分かった。...
View Article龍馬の脱藩無名伝承を講演・第29回わらじで歩こう坂本龍馬脱藩の道
[愛媛各地の脱藩伝承の謎を解く]今年も愛媛県大洲市河辺町で「第29回わらじで歩こう坂本龍馬脱藩の道」が開催される(→詳細)。河辺町(旧河辺村)は高知県と愛媛県の脱藩の道の内、最も古道が多く残る地区。そんなことから29年前、脱藩の道を歩くウォーキングイベントが開始された。...
View Article廃線跡随一の景勝滝と無名激流滝群(魚梁瀬森林鉄道)
[水谷不動の滝とフォトジェニックな滝]過去何度も触れた国内初の国定文化財となった高知県中芸地方の廃線跡(二系統の本線のみ)・...
View Article初公開!司馬遼太郎が歩きたかった龍馬の板屋への道
[国境付近には斬首された土佐人の墓が]以前、司馬遼太郎が「竜馬がゆく」で述べた、坂本龍馬が高知県仁淀川町から愛媛県久万高原町へと抜けた松山街道(土佐街道)の内、土佐で最後の番所「橘番所」跡付近の街道を記事で紹介したが、県境から愛媛県側の街道について紹介したい。尚、「松山街道」とは、土佐から松山藩中心部へと抜ける街道の総称。「土佐街道」も同様に何種類も存在する。...
View Article龍馬は何のために土佐市の新居坂(宇佐坂)を通ったのか
[ジョン万次郎が通った記録はあるが]高知県土佐市新居の本村トンネル北口東側には、宇佐坂(新居坂)津波避難所の看板があり、その先のY字路の古道入口には、この古道を坂本龍馬やジョン万次郎が通ったと言われている旨の朽ちた看板が立てかけられている。万次郎がハワイで暮らしていた宇佐出身の仲間と共に嘉永5年10月1日、ここを通ったことは河田小龍の『漂巽紀略』から読み取れるが、龍馬が通った記録はない。...
View Article真実のよさこい伝説紀行(10・特別編)
純信、お馬、慶全による幕末の恋愛スキャンダル「よさこい物語」を取り上げた本シリーズは4年前、完結したが、その時のシリーズで取り上げなかった香美市の二ヶ所の史跡を紹介したい。 (1)...
View Article私の唯一の自作演歌歌詞
昨夜、テレビ番組「あなたが聴きたい歌の4時間スペシャル」で作詞家・阿久悠を特集していた。いつもながら、昭和には情感豊かな歌が多かったなと思う。当方も昭和60年代から平成初期、「日本レコード制作協会」会員として、会誌に毎号、自作の自由詩や歌謡詩、童謡詩を投稿していたが、その中で唯一、演歌詩があった。昨夜の番組にも出演していた八代亜紀をイメージして作った歌詞である。...
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