今月で学芸員資格科目の座学は全て終了し、残るは「博物館実習」のみとなりましたが、これが暗礁に乗り上げています。
「博物館実習」とは、座学を全て終了した後、一週間から10日程度、実際に博物館に行って、実務を学ぶ、というもの。但し、その実習先は自分で探さなくてはなりません。
しかし殆どの博物館は、実習受け入れ期間が8~9月であり、私が学んでいる通信制大学での秋から冬にかけての実習、の受け入れを行っている所は皆無に等しい状態。
来年の夏まで、実習を待たなければならないかも知れません。
尤も、実習を終え、学芸員資格を得たとしても、新設される博物館があるか、在勤の学芸員が退職しない限り、求人はありません。
高知県では、比較的県立の博物館(資料館、記念館、動植物園を含む)が求人を出すことがあるのですが、運営者である高知県文化財団では、年齢制限を設けており(本来、年齢制限を設けることは違法)、私のような中高年が就職することはできません。
かと言って、市町村立の博物館ではどこも学芸員は一名しかおらず、求人が出ることは滅多にありません。高知県の市町村立博物館では最も入館者が多い館の一つ、龍馬の生まれたまち記念館ですら、学芸員は一人だけなのです。
そこで、私は求人のない市町村立博物館に如何にして就職するかを考えた結果、自分の給料の費用対効果として、当該市町村に年間数百万円ほどの収入をもたらす方策を企画として携え、首長に談判するしかない、という結論に至りました。
ですから秋以降は、コミュニティ・ビジネスや自治体の財政関連の科目を履修する予定です。
その土地に居住していない者がこのようなことを実施するのは極めて困難でしょうが、それしか方策がないのです。私の残された道はないのです。
しかしもし成功すれば、年齢や求人に関係なく、自分の就きたい職業に就ける、という前例になるため、そのシステムを公表します。
私が考える、龍馬の歩いた土佐の四大街道をテーマとした展示を行えば、必ず入館者が増加します。それは過去、数回の独自開催のパネル展で実証しています。
また、フィトンチッド効果を館内展示と野外展示で実施している館は全国どこにも存在せず、これを実施したなら、全国から注目されることは間違いないでしょう。
そういう意味でも、私がもし学芸員になれば、絶対、高知県の博物館界を変えて見せます。
極めて道程は厳しいとは思いますが、後進の希望の光になることでもあり、結果がどうであれ、突き進むつもりです。
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