≪チャンスは今しかない≫
現在、日朝会談が進行中だが、拉致問題の進展は今しかないのではないかと思う。それはキム第一書記に変わって間もない時であり、書記が若年であること、自ら拉致に関わっていないこと、自国の経済が逼迫し、外国に支援を求めていること等が挙げられる。
書記は日本のアニメやゲームその他の文化に親しんでいるため、それほど日本に対し、悪い印象は持っていないはずである。
私がもし日本側の政府関係者ならこうする。まず、書記に対して影響力があり、且つ書記が慕っている人物を非正規ルートを使って探す。
そして接触を試み、こう切り出す。
「我々は一日も早く北朝鮮と友好的な関係を築きたいと思っている。早く食糧支援をし、過去の大戦時に於ける補償も経済支援という形で今後、百億円ほど行わせて戴く。
もし貴国側が死亡したという拉致被害者が生存していたとしよう。日本国民は、貴国が被害者を返してくれないのは、彼らが国家機密を他国に漏洩することを恐れているからだろう、と思っている。
しかし我々にとっては、貴国の機密には興味がない。その機密が我が国に役立つこととは思えないからである。
それより、もし生存していると仮定するならば、どうすれば返して戴けますか?
例えばこうすれば如何でしょう。被害者を我が国に返す際、機密は絶対口外しないことを約束させる。そのことは我々も被害者に念押しします。
仮にもし約定を破って口外すると、日本政府はその被害者と家族に対する支援を全て打ち切ります。マスメディアに於ける報道管制も敷き、絶対漏れないよう、最善を尽くします。
また、貴国に対し、拉致に対する被害補償や犯人捜査等は一切求めません。」
そしてその人物に書記を説得させ、被害者全員を返してくれたなら謝礼金として数億円渡す。
このやり方は戦前の古い手法だが、拉致被害者全員が帰国できるなら、安い買い物だろう。本当に拉致問題を解決するには、このような超法規的手段を断行するしかないのではないかと思う。
そして北朝鮮を中国から切り離し、完全な親日国にさせる。親日国になれば下手に出る必要はない。
改めて言う、チャンスは今しかない。