観音寺市第二の「日本のウユニ塩湖」と陸軍幹候隊
[陸軍水上特攻部隊の浜]以前、香川県観音寺市の有明浜が「日本のウユニ塩湖」に成り得るか否かの記事を投稿したが、数キロ南方には同様に干潮時、浜が気象条件によっては鏡面になる砂浜がある。海水浴場にもなっている一の宮海岸である。こちらの海岸は有明浜とは違い、夕日は水平線に沈み、夕日の名所にもなり、「恋人の聖地」指定も受けている。...
View Article日本一の枝垂れ桜群は勝海舟の孫の夫関連地(鳴門市)
[日本最大規模の枝垂れ桜園]徳島県鳴門市では近年、有名な桜名所「妙見山」(2枚目写真)を上回る桜名所「花見山」が人気で、中国や東南アジア等の外国人観光客も訪れている。この名所の特徴は日本一の規模を誇る約350本の枝垂れ桜。これは国内2位・平安神宮の八重紅枝垂桜の「150本」の倍以上。開花期は普通のソメイヨシノと同じで、今年は全山、先週半ば過ぎに満開となった。...
View Article海軍弁天山隧道はH字型壕だった(小松島市)
[2本の素掘り隧道を地下で連結]以前、徳島県小松島市の金磯弁天を祭る弁天山(元、弁天島)を貫通している素掘り隧道について触れたかも知れないが、実は隧道はかつて、もう一本東側にもあった。そして2本の隧道は地下で連結され、H字型横穴壕になる予定だったのだが、連結される直前、終戦となった。...
View Article陸軍第11師団の二基目の山砲監的壕(観音寺市)
[まるで巨大トーチカ]以前、香川県観音寺市の陸軍第11師団の雲辺寺ヶ原山砲監的壕について一瞬だけ触れたが、現地の案内板には他の二箇所にも監的所が図示されている。しかしそれらの周辺は地図に未記載の農道が無数に走っており、地形図上で同定できてはいたものの、これまで探訪しなかった。が、先日、三豊市の横峯山(ミツバツツジは終わりかけ)に登った帰りに寄ってみた。...
View Articleツツジと紅葉が同時に楽しめる東山森林公園(安芸市)
[全山オンツツジと初夏紅葉の樹林]樹木の中には初夏(4~5月)と秋、年二回紅葉するものがある。記憶にあるものでは、高知市の烏帽子山北側中腹の石鎚教施設奥、愛媛県砥部町の道の駅ひろた近くの川沿い、徳島県吉野川市の高越寺境内等。しかしその殆どがきれいな紅色ではなく、赤黒い色だった。...
View Article天空の鳥居・東讃編(三木町嶽山・龍王神社)
[三木町とさぬき市のミニ修験岩山群]香川県には山上に神社や祠を祀る山が多い。西讃(香川県西部)の稲積山・高屋神社(観音寺市)の鳥居は当方が「天空の鳥居」と名付けて2017年、有名観光地になったが、東讃にも鳥居を擁する山は多い。中でも「天空の鳥居」と呼ぶに相応しい鳥居と絶景を拝めるのが、三木町の嶽山(204.7m)である。...
View Articleスーパー絶景!足摺大海崖の滝(土佐清水市)
[四国屈指の海岸滝の天辺に立つ]以前より高知県土佐清水市の足摺岬地区にある「足摺パシフィックホテル」下方の絶壁の海崖に巨大な滝が懸かり、海へ落下している、と言われてきた。しかし地元で尋ねても「船からでないと間近に望めない」という。...
View Article高知県随一のゴヨウツツジ群落・西又山南尾根(馬路村)
[廃道前にシロヤシオ(ゴヨウツツジ)大群落を]‘90年代は山頂一帯が鬱蒼としていた剣山系安芸山地の西又山(1359m・馬路村、安芸市、那賀町の境界)。しかし剣山系のヤブ山は’00年代に入り、スズタケ等のヤブが一斉に枯れ、展望が開けるようになった。当方がその変わりぶりを実感した山は中東山、新九郎山、烏帽子ヶ森等。...
View Article奇観!石柱のある長碆海食洞(土佐清水未ジオパーク)
[足摺海崖滝遠望地に奇妙な海蝕洞が(土佐清水市)]先日投稿した高知県土佐清水市足摺岬地区の足摺大海崖の滝を、一般の者でも遠望できる地を求めて、滝の南東の長碆(陸続き)を探索していたところ、入口と奥に石柱のある巨大海食洞を発見した。...
View Article西日本最大!落差200~300m ・西又西滝と東滝再び(馬路村)
[近年、巨瀑の全容が明らかに]先日の高知県馬路村魚梁瀬の西又山の記事に於いて、以前紹介した西又西滝の姿が近年、かなりの部分見えるようになった旨、述べたが今回そのズーム写真を添付する。 西又西滝(上と下の写真)は西又山(1359m・地形図の等高線は1360m)に源を発し、その東に並行する西又東滝は西又山と1321.6m峰との間の稜線下方に水源がある。...
View ArticleL字塹壕型海食洞(土佐清水未ジオパーク)
[尻貝の浜海蝕洞門群]高知県土佐清水市の「土佐清水ジオパーク推進協議会」は去年、短冊型ガイドマップを発行した。このジオサイトの中の「尻貝の浜」には、潜り抜けられる海食洞がある旨、記載されていたため、先日、出かけてみたが、大小二つの洞門があった。その小さい方の洞門は変わっており、L字型塹壕のような通路を擁していた。...
View Article四国一のシャクナゲ群生とミツバツツジと滝群・雲早山
[雲早山の二種類の群生は今が一番]山好きなら、各種花の四国随一の群生がある山には登っておきたいもの。例えばアケボノツツジなら西赤石山、ミツバツツジなら大川嶺連峰、古木のオンツツジなら船窪高原(船窪つつじ公園)、カタクリなら鋸山(だと思われる)等。...
View Article奇観!河食洞の「沢谷洞門」(那賀町)
[海食洞門ならぬ河食洞門] 全国的に海食洞に比べ、河川や渓流によって河原の岩が浸食された河食洞は数が少ない。ただの洞穴ではなく、貫通した洞門になると尚更。四国で一般に知られているのは、以前も触れた高知県安芸市の伊尾木洞位だろう。...
View Article一夜で出現した100m級滝と足摺大海崖の滝の河川名
[一夜で徳島県最大級の滝が出現]徳島県の中部山渓エリアに行った事がある方の中には、車で走行中、車上から1~2秒ほどの一瞬、前方に巨瀑が出現するのを目撃した方がいるはず。特にマイナー峰や廃道及び隧道ファンなら覚えがあるだろう。...
View Article14年前に徳島県最大級になった滝の天辺に立つ(加州谷の滝)
[廃村から加州谷の滝天辺へ下る]先週末投稿した、十数年前、徳島県一の滝となった滝についてだが、地元で聞き取り調査を行うと、元々一定の落差の滝があったが、2004年夏の台風で加州谷(徳島県那賀町掛盤加州)が大崩落を起こし、谷周辺の木々も根こそぎ流されたため、谷の全容が露になり、「加州谷の滝」(本来は無名の滝)が巨瀑化した模様だった。...
View Article太郎の最後の伝承地~荘内浦島太郎伝説(6)~
[魂が昇天した上天]今年春、このシリーズは完結したのだが、浦島太郎最後の伝説地「上天」(龍王宮)を先日探訪したので紹介したい。上天(じょうてん)とは前回も解説したが、太郎の御霊が昇天した地、或いはそこから鶴になって竜宮城へと飛んで行ったとも言われている。...
View Article奇観!滝の下流に海食洞門が(美波町)
[千羽ロープウェイ跡の奇勝群]以前紹介した四国最大の海崖、徳島県美波町・千羽海崖の一角、外ノ牟井(とのむい)には昭和45年から52年まで、全長434mの千羽ロープウェイが運行されており、外ノ牟井の浜から標高80mの海崖尾根直下までを数分で結んでいた。...
View Article夏が旬!「日本のウユニ塩湖」父母ヶ浜と巨大寝釈迦再び
[夏に現れ易い奇跡の鏡面]以前も取り上げた香川県三豊市の「日本のウユニ塩湖」父母ヶ浜だが、夏場に入って太陽光が強くなってきたため、「マジックアワー」時間帯の雲から差し込む夕日の鏡面写真が撮り易くなってきた。...
View Article久本雅美氏の母と昭和の城主の関係
[雅美の父になるはずだった恵山城主]徳島県の公的機関が発行した観光冊子の一つに、「カラオケ城」(美波町木岐)なるものが掲載されている。掲載写真を見ると本格的な天守閣のようだが、個人宅でカラオケ教室も行っているとのこと。しかし詳細な地図の記載はなく、ネット検索しても中々ヒットしない。...
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